子どもを褒めるとき、結果よりプロセスを見るようにしている

子どもを褒めるとき、何を褒めるのがいいのか。長男が小さかった頃から何度か考えてきました。

昔の記事を読み返すと、自分の中でずっと共通しているのは、結果や「才能」だけを見るのではなく、挑戦したことや途中のプロセスを見る、ということでした。

子育て本を読むたびに「こうしたほうがいいのか」と影響を受けていますが、実際に家で試してみると、理屈どおりにいかないこともたくさんあります。そんな試行錯誤も含めて、自分が意識してきたことをまとめておきます。

「すごいね」だけで終わらせない

最初に意識するようになったのは、子どもに声をかけるとき、「天才だね」「さすがお兄ちゃん」といった結果や属性への言葉だけで終わらせず、何をしたのかを見ることでした。

片づけたなら「片づけてくれてありがとう」。難しいことをやっていたら「最後までやってみたね」。失敗したとしても、「そこまで自分で考えたんだね」と言う。

これは簡単そうで、意外と難しいです。子どもの行動をちゃんと見ていないと、具体的な言葉が出てきません。

つい「すごいね」「えらいね」で済ませてしまう日もあります。でも、何を頑張っていたのかに一度目を向けるだけでも、自分の見方が変わりました。

子どもにやらせると、時間はかかる

服を脱がせるのも、お風呂の準備をするのも、片づけるのも、大人がやったほうが圧倒的に早いです。

朝の忙しい時間に「自分でやる」と言われると、「今日はこっちでやっちゃうよ」と手を出したくなります。片づけも、子どもが一つずつやるのを待つより、自分が数分で終わらせたほうが楽です。

でも、全部やってしまうと、子どもが自分でやってみる機会もなくなります。

自分の気持ちに余裕がある日は、少しくらい時間がかかっても任せてみる。途中で口を出したくなっても、少し待つ。そしてできたところをちゃんと見る。

「子どもを褒めよう」と思ったことで、むしろ自分のほうが、待つことを練習する必要があると気づきました。

約束を守ったことを一緒に喜ぶ

ある日、スーパーで子どもがアイスを欲しがりました。

その頃は夜ふかしが続いていたので、「買ってもいいけど、お風呂上がりに食べて、そのあと歯を磨いてちゃんと寝よう。約束できる?」と話しました。本人が「できる」と言ったので買うことにしました。

その日は、本当に約束どおりにアイスを食べ、歯を磨いて寝ました。

すると「ぼく、ちゃんと約束守ったよー!」とうれしそうに報告してきました。本人が達成感を感じているのが伝わってきて、自分もうれしくなりました。

同時に、「約束を守るのは当たり前」と子どもに言う前に、自分は仕事や家庭で約束をきちんと守れているだろうか、と考えさせられました。

時間や期限を守っているか。やると言ったことを最後までやっているか。子どもに教えているつもりで、自分のほうが気づかされることがあります。

「褒める」より「共感する」のほうがしっくりくるときもある

その後、別の子育て本を読んだとき、「大人の評価として褒める」より、子どもの気持ちに共感するという考え方を知りました。

これが自分にはかなりしっくりきました。

子どもが「できた!」と喜んでいるなら「できたね」「うれしいね」と一緒に喜ぶ。静かに満足しているなら、こちらも大げさに盛り上げず、にっこりする。失敗して残念そうなら、「残念だったね」とまず気持ちを受け止める。

大して頑張った気分ではないときに、大人から突然「すごい!」「頑張ったね!」と言われても、本人は「そうかな?」と思うかもしれません。

子どもの気持ちより先に大人が評価を決めるのではなく、まず本人がどう感じているのかを見る。そのほうが自然です。

家事を一緒にやると、声をかける場面が増える

子どもと家事をするのも、いい機会でした。

洗濯物を運ぶ、テーブルを拭く、食器を片づける。大人にとっては日常の作業でも、子どもにとっては「自分も家のことができた」という体験になります。

もちろん一緒にやれば時間はかかりますし、途中で別の遊びを始めたりもします。それでも、子どもが何をできるようになったかを自然に見られるので、ただ「褒める場面を探す」よりもずっとやりやすいです。

褒め方の正解より、ちゃんと見ること

ここまでいろいろ考えてきましたが、結局のところ、褒め方のテクニックを増やすことよりも、子どもが何をして、どう感じているのかを見ることのほうが大事だと思っています。

結果だけではなく途中の工夫や挑戦に気づくこと。できたときには一緒に喜ぶこと。うまくいかなかったときに、すぐ評価するのではなく、その気持ちを受け止めること。

子どもの成長に合わせて接し方は変わっていくと思います。それでも、「ちゃんと見て、同じ目線で喜ぶ」ということは忘れないようにしたいです。

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