仕事のことを考えながら家に帰り、家では明日の予定を考え、布団に入ると過去の失敗を思い出す。何もしていないはずなのに、頭の中だけはずっと動いていることがあります。
2020年ごろに『世界のエリートがやっている 最高の休息法』や『キラーストレス』を読んで、マインドフルネスを試してみました。

僕が理解したのは「今ここへ戻る練習」
マインドフルネスという言葉にはいろいろな説明がありますが、自分にとって分かりやすかったのは、意識が過去や未来へ飛んだことに気づいて、いま目の前にある感覚へ戻すという考え方でした。
考え事を完全になくすわけではありません。雑念が出てきたら「また考えていたな」と気づいて、呼吸や身体の感覚へ注意を戻す。その繰り返しです。
呼吸だけを見る時間をつくる
やり方を難しくすると続かないので、僕が試したのはかなりシンプルな方法でした。
- 椅子に座って、無理のない姿勢をとる
- 息を吸ったり吐いたりするときの感覚に注意を向ける
- 別のことを考えていたと気づいたら、責めずに呼吸へ戻る
最初から「無心」になる必要はありません。むしろ、何度も別のことを考えてしまう自分に気づく時間でした。
効果を言い切りすぎないようにしたい
以前の記事では、マインドフルネスについて「集中力が上がる」「ストレスに強くなる」とかなり強く書いていました。いま記事を残すなら、そこはもう少し慎重にしたいです。
瞑想やマインドフルネスについては、ストレスや不安の軽減などを調べた研究があります。一方で、研究の質や方法にはばらつきがあり、効果を大きく解釈しすぎない方がよいという整理もあります。また、少数ながら不快な心理的反応が報告された研究もあります。
NCCIH: Meditation and Mindfulness: Effectiveness and Safety
治療の代わりではなく、日常の小さな習慣として
僕がこの記事で残したいのは、マインドフルネスを万能な方法として勧めることではありません。
頭の中があちこちへ飛んで落ち着かないときに、数分だけ呼吸へ意識を戻してみる。自分にとっては、そのくらいの使い方がちょうどいいと思いました。
心身の不調で治療を受けている場合は、自己判断で治療や服薬をやめて瞑想へ置き換えるものではありません。つらさが強いときは、専門家へ相談することを優先したいです。

