Deep Diveして、何かの「Somebody」になる

仕事を続けていると、「広く知っている人」と「この分野ならこの人、と呼ばれる人」の違いを意識することがあります。

2020年ごろ、安宅和人さんのインタビューを読んだことをきっかけに、僕は「Deep Dive」と「Somebody」という言葉について考えていました。

Deep DiveとSomebodyについて考えたメモ

まず一度、深く潜ってみる

仕事では、いろいろな分野を浅く知っていることも役に立ちます。でも、自分の中に一本も深い柱がないと、難しい場面で判断の拠り所がありません。

だから一度、何か一つのテーマにDeep Diveする。技術書を読み、実際に手を動かし、トラブルにぶつかり、詳しい人に聞き、自分でも説明できるところまで掘る。

僕の場合、インフラの仕事をしていく中で、資格の勉強や案件での試行錯誤を通じて「ちゃんと深く学ぶと、仕事は面白くなる」と感じるようになりました。

深さがあると、横にも広がりやすい

一つの分野を深くやると、その周辺にある知識も必要になります。ネットワークを掘ればOSやセキュリティにつながり、クラウドを掘れば認証や運用、コストにもつながっていく。

最初から全部を広く押さえようとするより、一本深く潜った結果として横に広がる方が、知識同士がつながりやすいと感じます。

「この件ならあの人」と思い出してもらえるか

Somebodyという言葉で僕が考えたのは、肩書きのことではありません。

何か困ったときに「あの件ならあの人に聞こう」と思い出してもらえる状態。それが仕事ではかなり強い。

何でもできる人になろうとすると、かえって何者なのか分かりにくくなることがあります。だからまずは、小さくてもいいので自分の得意領域を作る。その領域で期待されたら、きちんと返す。それを繰り返す。

深くやることは、終わりではなく入口

Deep Diveの目的は、一つの分野だけに閉じこもることではないと思っています。

一度「深く学ぶ感覚」を身につけると、別の分野でも同じように学べます。知らないことを調べる、試す、失敗する、言葉にする。そういう学び方そのものが残るからです。

広さを求める前に、まずは一度深く潜る。いま読み返しても、この考え方は仕事を続けるうえで残しておきたいと思います。

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