LinkRingをはてなブログからWordPressへ移すことにしました。
旧ブログにあった記事は301本。データとしては全部残っていますし、やろうと思えば301本をそのまま新しいWordPressに持ってくることもできます。
でも、今回はそうしませんでした。
最初に135記事まで選び、そこからさらに整理して、旧記事から新しいLinkRingへ再投稿するのは最終的に95記事にしました。
移行なのに、記事を200本以上減らしています。
なぜ全部移さなかったのか。実際に作業してみて感じたことを書いておきます。
はてなブログから記事データを出すこと自体は難しくない
はてなブログには記事データのエクスポート機能があります。管理画面からエクスポートすると、記事本文とコメントをMT(Movable Type)形式のテキストファイルとして書き出せます。
はてなブログ ヘルプ:記事データをエクスポート(バックアップ)する
注意が必要なのは、はてなの公式ヘルプにもある通り、エクスポートされるのは記事本文とコメントのテキストデータで、写真やイラストのファイルそのものは別だということです。
僕の旧ブログにも写真がかなりあります。家族旅行、買ったもの、料理、昔使っていた家電。文章だけ移して写真が消えてしまうと、残す意味がかなり薄くなる記事もあります。
そのため今回は、記事本文だけでなく、元記事に残っている画像も確認しながら移行データを作りました。
「エクスポートできた記事」と「今も公開したい記事」は別だった
301記事を一覧にすると、最初は全部残したくなります。
せっかく何年も書いたものなので、消してしまうのはもったいない。検索から誰かが来るかもしれない。自分の記録でもある。
ただ、実際に本文を読み返すと、事情が変わってきました。
- 昔の料金プランを説明しているだけの記事
- すでに終了したサービスの使い方
- 数百文字しかない、その日のメモ
- ほかの記事とほぼ同じことを書いている記事
- 第三者の画像や引用に頼りすぎている記事
- 当時の検索流入を狙っただけで、自分の体験がほとんどない記事
データとして残っていることと、新しいブログで読んでもらいたいことは、同じではありませんでした。
最初の選別では301記事から135記事にした
最初の段階では、かなり慎重に残しました。
いきなり捨てるのが怖かったので、「少しでも残す理由があるなら候補に入れる」というくらいの基準で、301記事から135記事を選びました。
この時点では、古い記事の冒頭に「旧LinkRingの記事を新サイト向けに整理したものです」と注釈を入れて、昔の記事であることを説明する案も考えていました。
でも、作ってみるとその注釈がかなり邪魔でした。
読者からすれば、移行作業の事情は関係ありません。古い情報なら現在の情報に直す。今も体験談として読めるなら、そのまま自然に読める形に直す。それで十分だと思い、最終的には移行注釈も「旧記事から移行」というタグも全部なくしました。
135記事をもう一度読み直して、95記事まで減らした
135記事に絞ったあと、今度は一記事ずつ「本当に新しいLinkRingに必要か」を見ました。
ここでは、残す、まとめる、捨てるの3つに分けました。
たとえばホットクックは、料理ごとに短い記事がいくつもありました。どの記事も実際に作った記録ではあるのですが、一つずつ読むより「長く使って、今もよく作る料理」という記事の中に入れた方が読みやすい。写真や失敗談は残して、記事自体は統合しました。
一方、家族旅行の写真や、長く使っている道具、実際に失敗した話などは残しました。古くても、本人にしか書けないものは今読んでも面白いからです。
最終的には、旧135記事のうち95記事を再投稿、23記事は別の記事へ統合、17記事は削除という形になりました。
MTのデータを、そのままWordPressに流し込まなかった
今回の移行では、はてなブログから出したMTデータをそのままWordPressへインポートするのではなく、いったん記事を選別し、カテゴリー、タイトル、本文、画像、公開状態を整理したうえで、WordPressのWXR形式にまとめ直しました。
WordPressにはWXRを取り込むインポート機能があり、投稿、コメント、カテゴリーなどを移せます。添付ファイルを取り込むオプションも用意されています。
WordPress Developer Resources:Importing Content
一回全部入れてからWordPress上で100記事以上を直すより、インポート前の段階で整理してしまった方が、今回のような大きな掃除には向いていました。
移行前のブログは、最終確認が終わるまで残した
この作業中は、元のブログを「参照元」として残しています。
画像がどこにあったか、文章がどう続いていたか、引用元は何だったか。移行データだけ見ていると分からないことが結構あります。
また、新しいWordPress側も、最終データが完成するまでは何度も入れ直さないようにしました。途中版をインポートして、その上から修正データを重ねると、重複や不要記事が残りやすいからです。
最終的には、新しいWordPressの既存投稿を一度整理して、完成したWXRを一回だけ入れる予定です。
記事数が減ることより、「なぜ残すのか」を説明できる方が大事だった
301記事が95記事になると、数字だけ見るとかなり減りました。
最初は少し寂しかったのですが、今はむしろすっきりしています。
昔書いたというだけで残した記事より、「これは実際に使ったから残す」「この旅行の写真は今見ても好きだから残す」「この失敗は自分でもまた読みたいから残す」と言える記事の方が、LinkRingには合っています。
移行は、データを別のサーバーに動かす作業だと思っていました。でも、実際にやってみると、ブログを編集し直す作業でした。
どういう基準で95記事まで絞ったのかは、こちらにもう少し詳しく書いています。
301記事あった旧ブログを「残す・まとめる・捨てる」で整理した話
新しいサイトを作ったところから読みたい方はこちらをどうぞ。
